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雲は遠くて
31章 美女 と 野獣 (3)
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地球の
温暖化も 加速の 一途(いっと)で、
このままじゃ、人類の未来も、どうなることやらってね。

先日の 関東平野の大雪にしても、あれは、地球の温暖化の
影響が原因で、大気中の水蒸気の(りょう)()えて、
それが大雪や大雨となって、災害につながっているそうです。

テレビ見てたら、国立(こくりつ)環境研究所とかの人が
解説してたんですけどね」

といって、竜太郎は、グラスのビールを飲み()した。

「地球や自然の環境を、これから先、みんなで、
よくしていくためには、みんな、それぞれに、
誰かに恋をして、誰かを愛して、いい恋愛を
していくことが大切なのかもしれませんよ」

幸平がそういうと、みんなは、わらった。

「恋愛か。確かに、幸平のいうように、恋愛は、
その人間の修行(しゅぎょう )になるかもしれない。
失恋しても、ストーカーになるヤツもいるけど」

「狂っているヤツは、いつの世も、きっと、いますよ。
恋愛力とは、その人の総合的な人間力のことだって、
いってますけどね、脳科学者の茂木健一郎さんは」

「幸平さんって、恋愛について、(くわ)しいんですね。
わたしも、恋愛がヘタな人って、苦手(にがて)です。
そういう人と、コミュニケーションとるの
(むずか)しい気がするもの」

「じゃあ、おれたちって、こうして、真央(まお)ちゃんと、
蒼希(あおき)さんと、ランチを楽しめているってことで、
恋愛力とか人間力とか、合格点なのかなあ」

「もちろんですよ。竜太郎さん!100点満点です!」

真央は、まぶしそうに、微笑(ほほえ)む。

4人は、声をだして 楽しそうにわらった。

≪つづく≫ ーーー 31章 おわり ---
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