暁 〜小説投稿サイト〜
『自分:第1章』
『女相到着』
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
をして、それでもずっと無理だったら、オマエが俺を捨てたらええ。』

『わかった。』

なるほど...。
責任感も大きいんやろな。
友達にヤラレよん知って、助ける為に泊まりに来たり、正義感は少し強い方やし。
もしかしたら愛情や無くて同情や無いんかなって想う。


職員達の話し合いが終わってザワつき出した。
お母さんが部屋に来た。
『終わったぞーっ!』
母親はそのまま帰った。
ユウの両親が、挨拶したり、形式上呼んだだけやろ...

お母さんに聞いた。
『なんであんな親呼んだん?』
怒られた。

『あんな親って言うな!あんたのことは解ってるつもりや...あの人が加害者側なんも...けど、今あんたが此処にこうして存在してるのは、あの人が産んだからや。それだけは何があっても感謝するべきや。母親になったら解る、あんたにも。大丈夫!私ら皆、あんたの味方や。頑張ってくれる限り応援する。手の掛かる子程可愛い言うやろ。』


黙ってたら『まさにあんたや!』ってイタズラっぽく笑った。
髪くしゃくしゃにされた。
おでこゴッツンされた。
なるほど。
手の掛かる子か。
ソレは確かに。

でも、自分がこんなに素直になれるのは、組長以来かも。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ