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雲は遠くて
14章 美樹と詩織のテネシー・ワルツ (1)
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また、大学では同じという、かけがえのない、
無二(むに)の親友であった。

真央は、ミュージック・ファン・クラブ(MFC)の部員だった。

「ダンスやカラオケくらいは大好きだけど、
本格的な音楽活動となると、どうも〜?」

といった感じで、美樹の強引な(さそ)いが、3度もあっても、
(ことわ)(つづ)けていた。

しかし、4度目に(さそ)われて、真央も部員になったのだった。

いまでは、真央も、ギターの弾き語りくらいはできるようになっている。
真央は、声量はそれほどないが、色っぽい美声(びせい)をしている。

≪つづく≫ 
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