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アラガミになった訳だが……どうしよう
原作が始まった訳だが……どうしよう
32話
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?まぁ、それを嘆いた所でどうしようもないんだがな、それでも中身は人間なんだ愚痴の一つでも零したくなるさ。
「そうだ、アリサの事、ありがとうございます」
「ん?アリサの事?」
「はい、装甲の事です。修復を手伝ってくれたんですよね?ヴァジュラをあの時の彼女が一人で倒せるとは思えないんで、誰か手伝ったと考えて、彼女がそう言う事を頼む相手を考えるとあなただと思ったんですけど?」
「んー……正確には俺とイザナミだがな」
そりゃ、あの装甲の詳細を見れば素材でアリサだけじゃ無理だと分かるんだが、手伝った相手が俺だとまで見抜かれるとユウに軽く恐怖を感じてしまう。何というかイザナミと違って比較的物静かな分、こう淡々と見抜かれるのは中々怖いものだ。
「そうですか、あの人にもお礼を言っておいてもらえますか?」
「俺がか?あいつなら部屋にいるだろうから、一緒に来て直接言えばいいんじゃないのか?」
俺がそう言うと、ユウは珍しく感情を表に出して、恥ずかしそうな表情を浮かべて首を横に振った。
「この後も任務があるんですよ」
……ウロヴォロスを倒して、休みなしで別のアラガミ討伐だと?体力が底なしとかそんなレベルじゃないぞ、こいつ。
「あー……じゃあ、伝えとくが、何でそんなに恥ずかしそうにするんだ?」
「いや……その、また新しい任務だと思うと嬉しくなっちゃって」
……仕事中毒(ワーカーホリック)だったのか、こいつ?
「ウロヴォロスの素材で新しいパーツが出来て、それを新しくて強いアラガミにぶつけられるって考えると……ワクワクしませんか?」
……ああ、仕事中毒じゃなくて戦闘中毒(バトルマニア)だったのか。






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