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2014年 09月 28日 (日) 13時 43分
▼タイトル
デジモンネタ書いてみようと思います1。
▼本文
このネタ小説はアットノベルスのリリアド02と春風のグレイテストの設定が入り混じってます。

02世界にいるリリカルメンバー。

フェイト、ルカ、はやて、ティアナ、アリシアの五人。

時間軸はクリスマス。

空から雪が舞う。
クリスマスパーティーの最中、デジモンが現実世界に現れたと聞いたヒカリ達はデジモン達をデジタルワールドに帰して帰路についていたはずのヒカリは公園にいた。
帽子についた雪を掃い、ベンチに座る。
ヒカリはただ灰色に浸食され尽くして美しさのかけらもない空を見上げた。
明日になれば仲間と幼なじみに会えるだろう。
一緒に冒険して苦楽を共にした仲間がいる。
だけど、ただそれだけ。
幼なじみ以上にはなりえないし、望んでも無理に決まっている。
だからこそヒカリは明日になるのを嫌がる。
半ば自棄になっている自分に嫌気がさしていないと言えば嘘になる。
だが、彼女には人のせいにすることしか出来ない。
空を見上げるとヒカリは一筋の涙を流した。
明日の朝には大輔にまた会える。
そして大輔の隣を、大輔との未来を手に入れたフェイトにも。
二人が視線を交わすのを見る度に胸が苦しくなる。
ヒカリ「…じゃ、ないのかな」
ポツリと呟いた言葉は誰にも聞こえることなく、消えていく。本格的に泣こうとした時である。
ルカ「…何してるんです?こんな時間に?」
振り向くとそこには新たな仲間となったルカがいた。
ヒカリ「ルカ…君…?」
ルカ「身体が冷えているじゃないですか。」
自販機で買ったココアを手渡す。
少しでも寒さが和らげばいいと思っているのだろう。
ルカは気配りが細かい優しい少年である。
そんな彼だからこそヒカリは話す気になれたのかもしれない。
というよりヒカリ自身、誰かに喋らないと自分が壊れそうで怖かった。
ヒカリ「…どうして私じゃなくてフェイトちゃんなのかな?」
尻窄みに消えていく声は悲しみに震えていた。
ルカはそれを見て小さく笑う。
それがどうしたといいたげなルカの態度にヒカリは憤激するが、理性を総動員して押さえ込む。
ルカ「…成る程、クリスマスパーティーの時に様子がおかしかった原因は大輔さんとフェイト義姉さんのことですか」
こちらの世界では自分とティアナはフェイトと義理の兄弟ということになっている。
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