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『冥王来訪』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2024年 03月 06日 00時 58分]

▼一言
カルフーンとトクヴィルは十二国記の世界と政治制度を羨むでしょうが?


▼返信
投稿者: 雄渾
[2024年 03月 06日 (日) 17時 09分 52秒]

 十二国記の中で大変奇異な設定として、木の実から子供が生まれるという設定があります。
これは下種の勘繰りですが、著者自身が何かしらの問題があって、子供がないことが影響しているような気もします。
 女性作家というのは、結婚の有無にかかわらず、やはり子のあるなしで作風に影響を与えるものです。 
小生が好きだった「天上の虹」の作者、里中満智子の作風も、独身で子供がいないですから、生々しい女の情念のような物が全盛期の作品からは感じられました。
あれは既婚で子供のある女性作家では書けない作風でした。
 思うに子供のある女性作家でしたら、木の実から子供が出来るということに忌避感を持つでしょう。
自分の生命を危機にさらしながら、出産という行為をしたことにある程度の価値や重点を置くでしょう。
ゆえに子供がいないからこそ、木の実から子供を拾ってくるという発想になるのではないでしょうか。


>カルフール 
 ジョン・c・カルフーンのほうですか?
トクヴィルの事と一緒に言及しているので、ジョン・C・カルフーンでしょうね。
その前提で、話をすすめます。
 大昔にやったアニメをちょっと見た記憶で書きますが、たしか麒麟という存在が非世襲の王を選んで、支配する制度ではなかったでしょうか。
現代日本の民主制を崇拝する女子高生の主人公が、王に選ばれたところで終わったように記憶していますが……
 
 カルフールもトクヴィルも一応選挙の洗礼を受けって国務大臣をやった経験のある人物ですからね。
羨むというより奇異に思うのではないでしょうか。
 フランス革命の大きな影響を与えた思想家、ジャン・ジャック・ルソーは、支那の科挙制度を公平なシステムと生涯信じていたと聞き及んでいます。
 トクヴィルなどは、支那風の制度よりも、プラトンが提唱した哲人政治の方が理想に適うのではないでしょうか。

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