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『冥王来訪』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2023年 06月 06日 12時 17分]

▼一言
1500万人は666中隊の犠牲によって助けていましたか、1500万人の中は何人にキリスト恭順派や難民解放戦線に入りますが?666中隊の犠牲に価値がありますが?


▼返信
投稿者: 雄渾
[2023年 06月 06日 (日) 21時 27分 33秒]

>1500万人
1980年代の東ドイツの人口は1800万人ですから、約300万人が戦争で犠牲になった統計です。
先の大東亜戦争では1億の人口のうち、300万人が犠牲になりました。
内訳は軍人・軍属で230万、在外邦人30万、国内50万です。
その多くが実際の戦闘ではなく、飢餓や疾病によるものでした。
戦死者の人口における割合は3.1パーセントでしたが日本社会に暗い影を残しました

 東ドイツの場合は、わずか5年で人口の16パーセント強が失われているわけですから、その被害は絶大だったでしょう。

その前の年の段階で人口が3500万人しかいないポーランドで1500万人が死亡しています。
(犠牲者数は、隣国のチェコスロバキアの総人口とほぼ同じです)
東ドイツ政府はパレオロゴス作戦で米軍がポーランドのワルシャワに進駐した際に、西との融和を図るべきでした。


>キリスト教恭順派や難民解放戦線
『冥王来訪』では1970年代に米国西海岸でヒッピー文化の中で発生したことにしましたが、原作ですと1990年代に米国国内にあった諸派閥を西ドイツの資金援助を受けたテオドールが組織化したとされます。
難民解放戦線はアフリカや南米に避難した欧州の避難民から出たのが間接的に語られていますから、東ドイツから逃げた連中に入っているのでしょうね。

>666中隊の犠牲に価値がありますか
これは先次大戦における日本軍の特別攻撃隊への考察に似たものを感じます。
その精神性は素晴らしいでしょうが、軍事的に見た場合、果たして正しかったか、どうか。
エースパイロットの個人の技量に頼っているわけですから、早晩崩壊するのは目に見えていました。
これは武装警察軍の人狼大隊にも言えます。

日本軍もドイツ空軍も先次大戦の折、戦闘機のエースパイロット部隊を組織しますが、それは戦局が悪化してからで、物量に勝る米軍の進撃を止める事は出来ませんでした。

BETAは人間と違い、作業機械です。
意思疎通の手段がない彼らとの間では、講和も停戦条約も結べません。
核飽和攻撃をするなどして、時間を稼ぎ、国外避難の手はずを取るべきでした。

あとのマブラヴ本編の歴史だと、グリーンランドやアイルランドに東ドイツ国民は移住するのですが、無人の荒野のグリーンランドはともかく、アイルランドは独立国で現地人の政府もあります。
いろいろもめることになったのは想像に難くありません。

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