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『IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)』への感想

投稿者:tukiyomi
[2015年 02月 04日 21時 55分]

▼一言
更新お疲れ様です。

ラインハルトを大魚を逃してしまうことに。
この選択ははっきり言ってしまえば、最悪の一手としか。

まず第一の問題は、ココア殲滅を自らの手で失ったこと。
既にラインハルト陣営において最大最強の敵と言っていいココアを確実に殲滅できる絶好の好機を自らの手でなくした訳ですから、これはもう批判囂囂でしょうし。

そして第二の問題は、オーディンのクーデターを理由にしたこと。
一見すると正論ではあるのですが、ミュラーを抑えとして送っている以上、わざわざ包囲網を解く理由にはなりません。
まあ皇帝がいれば話は別でしたが、皇帝は既にガイエスブルグにあり、オーディンの重要性は重要ではありますが、絶対的な物ともいえない状態。

第三の問題はミュラーの顔を潰した事。
ミュラーがラインハルトに援軍を要請したのなら別ですがそうでなければ「ミュラーを信用していない」と、ラインハルトが明言したようなものです。
ただでさえ立場が不安定であり、当人もそれを自覚しているのですから、仮にミュラーの要請がない状態で行えば、愚行以外の何物でもありません。

第四の問題は諸将のラインハルトへの信頼がなくなってきている事。
今回の一件で感情的に物事を判断するとメックリンガーに評されているように、ラインハルトに対する信頼性が今回の一件でますます低下することに。
戦術家として優秀でも戦略家として無能ならば戦争には勝てませんので、熱狂的な忠誠で結びつくなんてことはなくなっているんじゃないでしょうか。

何にせよクーデターの続報待ちでしょうねえ。



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