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『銀河英雄伝説〜悪夢編』への感想

投稿者:雑兵I-13
[2013年 11月 28日 21時 31分]

▼良い点
銀英にはいなかった優れた政略家、謀略家の恐ろしさが良く出ている。

▼悪い点
同盟との統一は度量衡、言語、通貨の統合も必要になります。
政権オブザーバーの会賊編なら度量衡、言語、通貨統合で悶絶する中央政府を眺め、混乱に乗じて荒稼ぎしていれば良いですが、悪夢編のエーリッヒは悶絶する側。本編は改革で躓いてもフリードリヒ4世が風除けになってくれますが、こっちでは真正面から受けて立たなければならない。美しい夢のような防風林も無ければ、本編のような風除けも存在しない中で改革を推し進めなければならない。焦土戦術を見る限りそのあたりの自覚が薄い気がします。
ラインハルトが立つとすれば、言語、規格統合、経済問題でエーリッヒが悶絶する統一後でしょうか。

▼一言
銀英で皇帝になる事を望んでいたのはラインハルトしかいなかった。ラインハルトが原作でプレイヤーになれたのは皇帝になる野心と兵の支持を集められる戦術家としての才能を買われたからでしょう。
ロイエンタールもラインハルトと性質も能力も大差は無いですが、奴には皇帝になる野心が無かった。
皇帝になる野心が無かったエーリッヒがプレイヤーに選ばれたのは、皇帝も新帝国の成立も改革の手段に過ぎず、現帝国を滅ぼした先を見据えていたからでしょうか。
改革のために皇帝にならざる得ないエーリッヒと、皇帝になりたくてもなれなかったラインハルト…悪夢と言うより現実編ですな。



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