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『銀河英雄伝説〜悪夢編』への感想

投稿者:雑兵I-13
[2013年 11月 16日 18時 48分]

▼一言
ラインハルト「姉上との離婚も同盟征服を視野に入れたあの男の策謀の内だったんだ」
キルヒアイス「なんだってーーー」
懐かしのMMRを幻視した。
エーリッヒは帝国側は皇帝の孫を残し、尊重する事で権威の混乱を避ける。
同盟は捕虜に対する人道的な対応、亡命者を同盟にもいない女性将官に取り立てる。寵妃として人生を振り回され続けたアンネローゼを人間として尊重し、彼女の決断を受け入れるなど同盟市民の受けが良い行動を取り、自国民を見捨てた同盟政府との対比になる。同盟に侵攻しても同盟市民の反発を受け難いでしょう。
行動を考えると首尾一貫していますし、嘘が一つも無いので非難のしようもないと、原作以上にえげつない。失政をプレゼントした同盟側にその責任があるのですが、エーリッヒは焦土戦以外に政治弱点がありません。
ラインハルトがキルヒアイスにエーリッヒの神算鬼謀振りを語り、奴と比べれば使う気になれない賢しいつもりの感情を出し過ぎる愚か者に過ぎなかった。俺達はその事に気付くのが遅すぎたんだと肩を落とすライキルが浮かびました。
ライキルは素材自体は優秀です。今回の事件からラインハルトはエーリッヒが何を目指しているのか視線の先を必死に追い、自分に不足している物が何か省みるでしょう。ラインハルトと比べ繊細なところがあるキルヒアイスはエーリッヒを権謀の化物と心が折れそうです。



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