「冥王来訪」の感想


 
良い点
ソ連が勢力圏の崩壊を恐れるくらい冥王が影響力を持ってる事。
 
コメント
ソ連はハニートラップが好きですね映画の赤い大地でも女で海外から来た技術指導者とマスコミ関係を抑えましたよ!ソ連では女に人権は無いですね。自分はベータには対戦車自走砲アーチャーを使った遅滞戦闘が無難かなと思います。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご感想有難う御座います
>冥王が影響力
まず、マブラヴ世界のソ連の基本姿勢に関して述べます
ソ連では通常戦力がレンドリースで揃えた旧態依然とした通常兵器で、史実の様な近代化が進んでいない可能性があります
海軍の艦艇を見ると、防空能力に劣る「ソビエツキー・ソユーズ」級戦艦を4隻保有し、後の「TE」では、スラヴァ級巡洋艦を数隻建造してます
戦術機に関しても、異様なほど力を入れて多種多様なモデルを作り、衛星国に輸出しています
(「柴犬」本編で、ベアトリクスに失笑されるほどでした)

この世界のソ連は、一騎当千の兵器を欲しており、開戦当初からその方針でした
(核飽和攻撃はその一端にしか過ぎません)
天のゼオライマーは宇宙空間のエネルギーを次元連結システムによって無尽蔵に供給出来、なおかつ残留放射能の影響もありません
一機でハイヴを崩壊させる
欲しがるのも無理ではありません
彼等の手中に入れば、米ソ冷戦の基本方針である、核戦力の相互確証破壊の概念も一変させるでしょう

彼等は、マサキの来歴を知りません
前世で、日ソ間の政治取引で暗殺された男の憎悪を知らず、無邪気に誘拐事件を起こしたことでマサキの逆鱗に触れました

>ソ連はハニートラップ
ハニートラップはおよそ人類が都市国家を形成した時代より行われてきた古い手法です
諜報戦を最重要視するロシアにとっては、ハニートラップは十八番(おはこ)です
帝政ロシア時代にはナポレオン戦争の際、ロシア外交官はナポレオンの妹に工作を掛けています
ナポレオン大帝が寵した妹・ポレットは社交界で浮名を流していたことで有名でした
其の事を利用して、ロシア外交官は彼女に近づいて工作をしました
無論フランス側も無能ではなく、国外追放になっていますが、後にそのことを褒賞されます
最後は参謀総長から国務大臣級にまで上がり、天寿を全うしました

>ソ連では……人権は無い
実は現代ロシアでもさほど変わりません
高緯度の為、夏季が短く冬季が異様に長い旧ソ連圏では、我々が思う以上に精神疾患が多く、アルコール中毒の害が蔓延しています
医療水準も低く、乳児死亡率が高いロシアでは少子化問題が深刻化していますが、平均寿命の伸び悩みも顕在化しています
男性の平均寿命は2010年のデーターで59歳……
信じられないほど短いのです
また、昨今の経済制裁以前に野菜不足は深刻で、栄養素の不足は長い間問題になっていました
近年、EU諸国から輸入をして食いつないでいましたが、ウクライナ情勢の悪化で輸入再開は絶望的でしょう
また、地方の道路事情は劣悪で、旧ソ連時代から全く変わってはいません
大都市部を一歩離れれば、未舗装の幹線道路で、流通の大部分を鉄道に頼っています
僻地の土民の経済事情はソ連時代より悪化している部分もあります
『TE』のラトロワ中佐などは夫と死別し、息子と生き別れましたが、アラスカに転属できただけましな方です
劇中では描かれませんでしたが、相当な苦労をしたものと類推できます

>自走砲
仰る通り有効な手段ですが、小生なりに様々な考察を拝見して最近はその方針はどうであったか悩んでおります
核爆弾を地雷の様に埋めるか、或いはマブラヴ世界で広く使われているS-11を指向性地雷に背として埋め込んでおく
其処にベーターを誘い込んで吹き飛ばす方法もあるのではないか……
S-11を砲弾として発射する方式も悪くはないと思ってはいます

長々と述べましたが、今後の展開をお待ちいただければ幸いです