「ヴァレンタインから一週間」の感想

sibugaki
sibugaki
 
良い点
謎が謎を呼ぶ展開ってのは多くの読者を惹きつける作者の力量の見せ所ですね。頑張って下さい。
 
悪い点
流石に話が突然過ぎてちょっとついていけない感じがしました。ハルヒを知らない人が見ると確実に置いてけぼりを食らう危険性が…
 
コメント
どうも、sibugakiだす。毎回感想感謝です。こちらでも一旦書きに区切りをつけて参りました。
それでは、また次回と言うことで。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 感想、感謝します。これは、最新話までの情報を元に返信しています。

 それで、話が急ですか……。
 『ヴァレンタインから一週間』単独だとそう成りますか。『蒼○夢の○てに』の『○れる森の○女事件』と、それにもうひとつ。とある話の全部を読んでいると、簡単に判る内容なのですが。
 故に、ゼロ魔二次の第41話を経過させた後に、ハルヒ二次の公開を始めたのです。
 もっとも、ハルヒ原作を知るより、私の書いた文章すべてを知る方が厄介ですけどね。総計で80万文字以上の文章に成りますから。

 悩んだのですが、長門が自らの立場を主人公に語るのは有り得ないと考えたのです。人工生命体で、未だ彼女には思念体から込められた呪いが存在すると、彼女は思っています。
 これはネタバレですが、長門は未だ、ここが平行世界なのか、今までの五十数回に及ぶ周回の間でも、この事件を経過した後に、この事件を経験した自分は消されて新たな自分が思念体より派遣されて来たのか、のふたつの選択肢を持って行動しています。
 つまり、彼女の中では思念体は絶対ですし、自らの生殺与奪の権は持たれている、と言う事でも有ります。そして、この目の前に顕われた主人公や、水晶宮などと言う連中に対しても自分の存在が害を与える可能性も考慮していると言う事です。

 実際は、そんな心配など無用なのですが。
 まして、彼女に心を与えたのは、主人公ですから。
 この物語内の長門有希に心を与えたのは主人公です。元来、水の精霊に心は有りません。
 伝承上での彼女らは、人間の男性から愛を与えられた時に、心を得るのです。
 そして、その愛を失った時に自らの生命を失うか、相手の魂を奪うかの二択を迫られる。
 昔話の人魚姫や、メリジェーヌ奇譚などがその典型例。彼女らは、水の精霊としての自らの生命を差し出しています。
 白娘子も、その物語の類型に入れる事は可能ですか。

 それで、主人公が長門有希に与えた愛は、聖書の中に有る善きサマリア人が示した愛です。

 そして、主人公の側の問題は、その辺りの繊細な部分に踏み込む事は有り得ないので……。

 主人公は気。つまり、空気を読みます。故に、普通の人よりは、相手の表層の意識を読んで、踏み込んで欲しくない、と相手が考えて居る場所にまでは踏み込まないのです。
 踏み込み過ぎると嫌われますし、自らが、其処まで踏み込んで良いか判らないから。

 本当は、その辺りに因る失敗を描くべきなのですが、今回の小説では、二本ともその部分を描く事が出来ていないのが現状なのです。
 本来は、あの紅く染まった夢の世界(ゼロ魔二次第31話)で描くべき内容だったのですが……。
 ネタバレですが、実は描いているのですが、そこに主人公が踏み込んでいない為に、誰も。作者以外にほとんどの方が気付いていないと言う、超迂遠な伏線と成って仕舞っているのです。

 当然、そのしっぺ返しは主人公に与えます。いや、もう、私の手の中に有る文章では与えつつ有ります。

 この辺りは、私の創る物語の最大の問題点ですか。取り敢えず長い。そして、非常に判り辛い伏線が仕込んで有る。
 あぁ、もっと文才が欲しい。この程度の情報を難なく短い判り易い文章に纏めて、それが明らかなネタバレだと思われない文章を作る才能が。

 実際、未だムカデ……。出て来てませんよね。
 それに、アカシック・リーディングも。こっちは意味不明か。