「魔法少女リリカルなのは ~黒衣の魔導剣士~」の感想

アクアマリン
アクアマリン
 
悪い点
誤字報告です。

『そちらこど何を言っているのです……惚けてなんかいませんよ』

そちらこど → そちらこそ
 
コメント
更新お疲れさまです。
私にとっては待ちに待ったというべきでしょうか。
シュテル編が投稿されていたのに気がついたときは、作業を投げ捨ててリンクをクリックしてしまいましたよ。
本当はなのは編~すずか編をしっかり読み込んで感想をまとめてから、この話の感想を書こうと思ったのですが、はやる気持ちは抑えられませんね。
気がついたら感想欄に謎の文字列を書き込む様ですよ(笑)

実は、最終話のあとがきで、個別エンドのネタでよいのがあったら教えてーという言葉を見たときに書きこもうと思っていたんです。
シュテルとショウが恋人になる過程が知りたいと、告白するシーンがほしいと。
しかし、最終話を読んだのが12月はじめで、すずか編が投稿された後でしたので、執筆を開始してしまっていたら申し訳ないと書き込むのはやめたのです。

それがですよ。ピンポイントでその話が始まるじゃないですか。もうなんというか運命を感じましたね。


それはさておき。


まず言いたいのは、シュテル編最高だなと。やっぱシュテルがNo.1ということです。
はやて編を読んだときには心が揺らぎましたけどね(笑)
読んでいる自分がドキドキする感覚は久しぶりに感じました。
それほど、この作品のシュテルに思い入れがあるのかなと。
最高のIFストーリーが読めてよかったです。非常に楽しめました。


やはりというか。シュテルを焚き付けるとしたらディアーチェしか居ないですよね。
ディアーチェにしてみれば、臣下であり、恋のライバルであるかも知れませんが、それ以上に大切な友人です。
自分の気持ちに蓋をしていて、あまつさえ偽っているシュテルをみれば、もどかしさを感じることでしょう。

『我が友であるならば全力で向かってこんか。それが出来ぬのならば、貴様は我が友ではない!』

という言葉に全てが込められているように感じます。心からの友人であるからこその叱責ですね。


そして、あの日と同じように、寒い冬の夜、月が優しく見守るなか告白という物語がスタートする。
シュテルは内心では冷静だと言っていましたがやはり冷静ではなく。
一緒に過ごす時間が長いショウからしてみれば、どこか様子がおかしく。
いつものじゃれあいなんかも絡めて、いつしかシュテルが抱きつく場面に。

ここまでの心情描写が、非常にのめりこめると言うか。まるで自分が告白するかのようなどきどき感を感じさせてくれました。
シュテルの慌てる様子、緊張のピークが、すんなりと思い浮かべられました。

そして告白へ……

ここまでのシュテルの気持ちを読めば緊張がピークなんてものではなく、ピークゲージが振り切れて画面外に飛び出しているような状態なはずです。
しかし、一言目が出れば人間意外と簡単なもので、あとはスラスラ出てきてしまうんですよね。

シュテルの想いがしっかりとショウに伝わり、最後はチョコを受け取ってもらえます。

シュテルは、想いの炎として、自分の気持ちを表現しています。
告白が実ったときどれほど嬉しかったのか、それが顕著に現われていて、つい私も一緒に喜んでしまいました。

今年最後に良い物が読めて良かったです。ありがとうございました。次のディアーチェ編(かな?)も楽しみにまっています。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 ありがとうございます。

 前からシュテルに対して思い入れがあるというか、好意を持って読んでくださっていましたからね。書いた身としては優先して読んでもらえるというのは嬉しい限りです。
 シュテルの内容に関してはずいぶんと前から決めていたところがありますし、個人的に付き合った後の話よりも絶対に今回のような内容がシュテルらしいと思っていました。そちらの求めるものと嚙み合ったのは幸いですね。まあ噛み合うからこそ自分の作品のシュテルを好きになってもらえたのかもしれませんが。

 はやてやシュテルは子供の頃から表と裏のヒロイン要素が強かったりしましたからね。完全にAs編はそんな感じでしょうし。
 ただ自分としましては何よりもアクアマリンさんの読解力に驚きを感じてます。
 自分は登場させてからsts編が終わるまで地道にヒロイン達の恋愛を積もらせてきました。それを元に基本的にIFエンドは書いているわけですが、シュテルに関してはIFエンド以外で彼女の視点を書いたことはありません。それ故に彼女の心境は言動から読者が想像するしかない感じにしていました。
 今回に関しても1から10まで書いてはいません。ですがきちんとそこを自分なりに補完してくださり、自分が伝えたかった状況や心境を想像して読んでもらえたことが感想の内容から窺うことができます。

 個人的にクリスマスプレゼントになればと思いつつ書き上げた部分がありましたが、きちんと自分が描きたかったシュテルの話を理解してくださる読者……アクアマリンさんが居たというのは逆にクリスマスプレゼントをもらった気分です。こちらこそ、読んでくださってありがとうございました。次回に関しては流れを考えると先にレヴィをやっておこうかなと思ったりもしています。ディアーチェになる可能性もありますけどね