「ソードアート・オンライン‐黒の幻影‐」の感想

KZM/一考真之
KZM/一考真之
 
コメント
やはり黒持ち主人公っていいですよね←


感想書くのもお久しぶりですねぇ。KZMです。スレイドくんとグリムロックの本気の会話。何かそこにヒカルに近いものを感じました。今はまだですけども、いずれ今回のスレイドくんみたいな感じにはなる……と少しネタバレしたところで感想に移りましょう。

……ピニオラさん何やってるんです?← 可愛い系の子かなと思いつつ読んでますねピニオラさんのことは。自分の欲を満たすためなら何だってやっちゃうよ的なものを感じてます。今回はスレイドくんに後ろから抱きつくなんていうヒロイン泣き目の行動ですね。ヒヨリちゃんやったらちょっとあれですけどね。あははー(笑)

やはり苦労する主人公はネタにしやすいよねと思ったこの頃。執筆頑張ってくださいねー。以上、KZMでしたっ!! 
作者からの返信
作者からの返信
 
 感想ありがとうございます!


 主人公の見せ場にしては薄暗い場面でしたが、お気に召して頂けたなら幸いです。
 グリムロックさんは原作でも使い捨ての印章が強かっただけに他の作者さんの作品でも圏内事件以外では登場しないんですよね。妻殺しの罪人だからこそ、他所の主人公さんは再会を嫌がられるんでしょうかね。というか、進んで蒸し返す事件でもないですかね。
 ですが、むしろここで使わなきゃ奥さんだけ贔屓してるようでもあったので、《原作から外れたSAO》というコンセプトを演出させるために敢えてのグリムロックさん再登場となりました。キリト先生の見ているアインクラッドだけが全てじゃないということでご理解いただければと思います。
 ともあれ、原作ではもう触れられることのないであろう《役割の終えたキャラ》というのも乙なものですな。
 肝心の会話フェイズでは、お互いに歩み寄りの無いトーク。
 相容れない二人だからこそ、お互いの苦しみを理解し合えたとしてもどこか冷めた風に流すという奇妙な展開でしたが、グリムロックさんも徐々に感情を剥き出しにして、燐ちゃんも一切の出し惜しみなく迎え打ちにかかり、情報収集という目的が迷子な状態になったものの、最後はグリムロックさんのひねくれた理由で情報が開示されるという顛末。分かりづらいですけど、「どうでもいい」と思った人間であればこれ以上の会話を望まないと思いますので、これはこれで何らかの思いがあったのだと思います。壊死していた心に血が通う描写になっていれば幸いです。結構な荒療治ではありますが。

 いつか、目が覚めた時に《生きている嫁》に逢えたグリムロックさんは罪を償えているといいですな(他人事)


 さて、いよいよ行動を開始したオリジナルエネミーキャラ《ゆるふわ作家系PK》ことピニオラさんですが、とうとう燐ちゃんと三度目の再会を果たしてしまいました。意図せずピニオラさんの行動範囲に踏み込んでしまい、うしろから抱き締められるという展開。始めてスキンシップ描写された女性キャラが敵キャラという尖りまくった展開になりましたが、こういうのも悪くないでしょう。思いつきって怖いですね。


 というわけで、次回はピニオラと幼女の二人組と一緒に燐ちゃんの(そこまで激しくない)戦い(武力不使用)が繰り広げられます。相手との相性が絶望的に悪いのですが、ご覧になって戴ければ幸いです。



 ではまたノシ