「外伝 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想

DD13
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良い点
【追憶  ~ 帝国歴487年(三) ~】
>ローエングラム伯、大将か……。正直不愉快ではあった。
>自分が宇宙艦隊司令長官に就任する可能性が有ると思ったのだろう。あまり見ていて楽しいものではない。
>本人は前回の戦いで何が起きたのか分かっていないのかもしれない。分かっていれば喜びよりも不安を表しただろう、それとも余程の自信家なのか、そちらかな。
>愕然としている。ローエングラム伯から先程までの高揚は綺麗に消えていた。
>心の何処かに嘲笑する気持ちが有る。我らを甘く見るな、ローエングラム伯。簡単に簒奪などさせぬし許すつもりもない。
>「大将に昇進……」唇を噛み締めている。不満か?
>分かったか? 卿は奮戦したかもしれん、しかし卿の力で勝ったのではないという事を忘れるな。
>宇宙艦隊司令長官になった事を喜ぶ前にその事を考えて欲しいものだ。或いはヴァレンシュタインを副司令長官にする事でその事に気付くべきだろう……。
>「信用するわけが無かろう」私が吐き捨てる

エーレンベルク元帥閣下から、ラインハルトにダメ出しの連打です。
止めに、「物足りない」「信用するわけが無かろう」

一方
>「だからついつい面倒を押付けたくなる」
エーリッヒに対しては、御二方とも楽しんでいらっしゃる。

原作では、度の過ぎた予定調和にうんざりしていましたが、こういうのは楽しいです。