「銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません」の感想

tukiyomi
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コメント
更新お疲れ様です。

今頃軍務省と宇宙艦隊司令部の面々は頭を抱えている事でしょう。

『金髪・・・一番めんどくさい状況にしやがって』と。

何しろ一般的に、皇帝はアンネローゼの我儘を無条件で聞くというようにみられていますので、寵姫の弟が捕虜になったということで、それを奪還しないことにはアンネローゼの怒りが降りかかるという予測が導かれるわけです。
なので軍務省にしても宇宙艦隊にしても、身の安全を図るために、金髪を助けないといけませんが、それによって行動が制限されかねない訳で。
少なくとも司令部の面々の金髪への評価は最悪レベルになっているでしょうね。

ただ問題は、今回の一件に関しては、同盟がよほどむちゃな要求を出して、帝国側が受け入れない限り、金髪を断罪することは困難ということですね。
何しろ今回の敗北の前に連勝していますし、捕虜になることについては皇帝が権利として認めたもの。
だから「捕虜になったから厳罰」では皇帝の権威に真っ向から喧嘩を売ることになりますし、「敗北になったから厳罰」では、「1回の敗北で無数の勝利をなかったことにするのか」という悪い先例を生みます。

まあ皇女の忠告を無視したという事での蟄居謹慎程度でしょうかねえ。
勿論、昇進には大分影響及ぼすでしょうし、部下たちの信頼も大きく下落するでしょうし、徹底的に道化ですわな。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご感想ありがとうございます。

確かに話を聞いたら頭を抱えそうですよね、エーレンベルク、エッシェンバッハ元帥は飼い殺ししている事と、アンネローゼを嵌めている事を教わっていますが、それ以外の者達は復讐の女神=アンネローゼと思ってますからね、戦々恐々しているはずです。

ラインハルトの場合完全に道化なんですよね。

今回の場合は、テレーゼ&ケスラーの命でロイエンタール達が動いてますから、未だ平気なんですけどね。

捕虜になった事より、兵を無駄死にさせたことがテレーゼの怒りに直結した訳になるんですけど、これもテレーゼのせいなんですよね。兵を殺したのもテレーゼの策略のせいですから、重荷なんですよね。けど帝国臣民の為にと、犠牲を出さざるを得ないと言うジレンマに神経がすり減りますよ。偽善になるんですけど。