「【ヒカ碁】孤独に耐え切れず死んだら12歳のあの日に逆行した件【TS】」の感想


 
良い点
ヒカルの逆行小説で、しっかり内面書いてくれるので毎回どきどきしながら読ませてもらってます。
 
コメント
ヤミ状態でトリップしたのでヤミ状態ではじまるのはしょうがない。
けど、本来ならヒカルちゃんが生きてヒカルちゃんなりに周囲みて愛し愛され生きてくはずが大人ヒカルがうばったのに、いつまでもトラウマひきずって「佐為だけ!!」って状態では憑依されたヒカルちゃんにとっては憑依したヒカルはまさに悪霊でしかないかなっと思った。ヒカルちゃんの人生を奪って彼女が大事に思ってたものをないがしろにして、彼女を大事に思ってくれてる人たちの彼女への好意のうえにあぐらかいて誰にも信も愛も返さない。いまの状態のままじゃ、あんまりだなっと思ってしまう。
それに佐為だけって言いつつ、彼が求めてるのはあかりについてる佐為じゃなくヒカルについてた佐為だと思うから。佐為、佐為といいつつヒカルは現佐為にもちゃんと向き合ってない気がする。好きだから読むんだけど、ヒカルちゃんの人生うばったんだからちゃんと地に足つけてしっかり生きて欲しい。っておこがましくもヒカルにエール送りたくなりました。 
作者からの返信
 
ご感想ありがとうございますっ!><*
ヒカルさんにエールをありがとうございます! 私も彼には幸せになって貰いたいのですが、彼は庇い様も無く完全に悪霊です!(待

もし自分が、突如現れた見ず知らずのおっさんに殺されて、しかもそのおっさんは自分の性格その他を完全に把握している上に自分と同じ顔をしていて、自分に成りすまして大事な家族や友人たちと何食わぬ顔で接し生活を始めたとします。

私はそのおっさんを意識ある限り恨み憎み絶対に許さないでしょう……ヒカルさんに殺されてしまったヒカルちゃんの心情はそれと同じです。
ヒカルさんも自分のことですから、彼女の性格を良く理解しているため、彼女がもし生きていたとしたら自分にどんな感情を向けるか分かっています。

そのため、
>彼女への好意のうえにあぐらかいて誰にも信も愛も返さない。
というのは、正確には「彼女へ向けられる好意を受ける資格は自分には無く、そんな彼らへ好意を向ける資格すらも無い」というのがヒカルの心情です。

原作のヒカルも最初の頃は佐為へ強い警戒心を向けていましたね。 正真正銘の悪霊に憑かれてしかも殺されたのですから恨みは強いでしょう!

でも彼女の意識はもう無いので恨みも何もありませんがb 人間死んだらおしまい……では無いのがヒカ碁なのですが、彼女の場合魂を破壊された挙句吸収されてしまっていますから、幽霊になって化けて出ることもできません。
後の展開で、彼女の魂が癒えて復活する……なんて展開も作者の頭の隅にはありますが実現するかどうかは物語の進行との兼ね合わせなので不明です。 完結させることを優先させたら実現しないかもしれないです凹○

ヒカルちゃんやあかりや家族その他に対して強い罪悪感を感じているヒカルさんですが、せめてヒカルちゃんの犠牲を何の意味もない物にしないためにもとにかく初志貫徹させなくてはならないという使命感に燃えています。

元々、原作ヒカルの「遠い過去を遠い未来へつなげる」という思想に至ることのできなかった、過去に生きるヒカルさんが主人公の本作。
佐為を消してしまったという罪悪感で「打ちたい」よりも「打たなければ」「贖罪として神の一手を極めなければ」という義務感が先行していた主人公なので、神の一手を極めさえすれば、目的は達成です。

次の登場から完全に心の切り替わったヒカルさんです。 もう少し精神年齢上げていきたいと思います。

こんなドロドロの病んだ展開が立て続けに起こる本作を好きと言って頂けて嬉しいです……!
今後も読んで頂けたら幸いです><*