「〇●〇●〇●(試読ver.)」の感想

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コメント
7話を見た後の感想
院生が若獅子戦で優勝したら自動的にプロ入りというルールがあったような?
(勘違いだったらすみません。まあ現実だと院生が優勝とかありえないから実質意味の無いプロへの昇格条件ですが)

まあそれは置いといて、ヒカルの碁の作品が増えるのは嬉しいです。
作品をアップしてくれてありがとうございます。 
作者からの返信
 
                    
この話を書く上で、私の方で若獅子戦の立ち位置を設定しております。
番外編"進む道は光る"の、最後あたりの描写をご参考下さい。

ご質問ご感想、ありがとうございました。

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回答は以上になりますが。以下、詳細になります。
お時間ありましたらどうぞ。
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ちなみに「若獅子戦」の立ち位置を何故そのように設定したかというと。
漫画上にしか登場しない架空の棋戦であり、
漫画のオマケ情報として、「鳳雛戦」がモデルとありましたが、
少なくとも、漫画上では「 院生が若獅子戦で優勝したらプロ入り」という情報はなかったからです。

また、「ヒカルの碁」は、プロ試験を女流棋士共々一本化するなど、
少年漫画として、子供が理解しやすいように、
規定のデフォルメ化がされている漫画でもありました。

その制作姿勢を踏襲しつつ、
モデルになったであろう「仁風会・鳳雛戦」を参考にしつつ、
漫画の描写を汲み取りつつ、
話を書く上で、ある程度、設定を固めないと身動きが取れないこともあり、
「若獅子戦」について、番外編"進む道は光る"の説明部にあるようなものに致しました。

仁風会・鳳雛戦は、若手であるばかりでなく、5段以下の成績優秀なプロ棋士16人であるのに対し。
ヒカルの碁では、年齢、という部分にウェイトがあったように思います。

以上のことから、
本来の仁風会・鳳雛戦のような、若手有望者をピックアップする棋戦ではなく、
年齢の若い棋士の棋戦、とさせて頂いております。

ご指摘頂いた情報について、こちらで見つけることができなかったので、
私自身が仁風会・鳳雛戦を調べた時の、印象の話になってしまいますが、
モデルとなった仁風会・鳳雛戦は、一人の女流棋士が立ち上げた棋戦であり、
「院生が優勝したらプロになれる」
ということを保障できるような権限を持てないと思われます。

しかし、たしかに、5段以下の成績優秀な若手プロ棋士を勝ち抜ける実力があるのなら、
プロの素質十分ということなので、そのような規定を設けていたとしても不思議ではありませんね。
人一人を雇用する、ということになると思われますので、
もしそれが実現した場合、来年の採用者が一人減る、ということになるのでしょうか?
それでは外来の方が不利?
おっしゃる通り、実質無効な昇格制度だとは思うので、結果イーブンではあるのでしょうね。

やはり院生には、プロへの道が開けるチャンスがたくさんある、ということになるのでしょうか。
それ以前に、プロ棋士と対局できるというだけで、とても勉強になることでしょうし。
プロ棋士と対局できる上に、もし優勝したらプロになれる。
きっと院生の意欲は上がるでしょうね。
若手棋士としても、良い刺激になるのでしょうし。
こうして考えてみると、改めて、この棋戦を立ち上げた方に、尊敬の念を抱きます。
今はもう無き棋戦なので、少し残念にも思いますが。

この話での若獅子戦の設定を変更するつもりはありません。
しかし一個人として、仁風会・鳳雛戦に対し、日本棋院がどのような連携をとっていたのか、とても興味深いです。