「銀河英雄伝説~悪夢編」の感想

雑兵I-13
雑兵I-13
 
良い点
この世に生まれてきた事を後悔させる…捨て駒相手に時間も手間も掛けられないのと、貴族に対する見せしめと自白を得る事が最優先なので報復が緩くなるのは仕方が無いでしょう。
貴族は声を失い、平民は今までの帝国の常識では考えられない寛容な処罰で済ませた事に一部が違和感(ライキル、詳細を知らないココア閥上層部含む)を抱え、多数は優しい方だと評判になるでしょう。
考えられない寛容な処罰と世間で評判になっている事を聞きどこまでこの国は非道だったのかと現実の底知れない悪夢に頭を抱えるココアが浮かびました。
ココア閥=あの処分で閣下は今までの帝国との完全な決別の証とした
ラインハルト=世間に公表する為に甘い処分で済ませたか…よくもお姉ちゃんを謀略に利用したな。その傲慢、後悔させてやる
キルヒアイス=あの男にとって全ては謀略の為の駒に過ぎないのか
エーリッヒ=なんでこうなるのだよ・・・あの処分で寛容って今までの帝国はどれだけ外道だったんだ
 
コメント
アンネローゼの護衛は何をしていた。フェザーンだけじゃなく、身辺警備の護衛の洗い出しをした方が良い。
ラインハルトじゃなくてもフェザーン侵攻の大義名分にする為、エーリッヒはアンネローゼを殺させた。実行犯はエーリッヒに徹底的に利用されただけと勘繰ります。財力が有り、警備が厚い貴族様を暗殺するのですからエーリッヒが事前に警備を外したか、少人数でも暗殺できる程度に薄くせざる得ない状況に追い込んだと思うでしょう。同盟はフェザーンを攻撃する為に離縁した妻を利用した人でなしの権力亡者とエーリッヒを攻撃、政府の言葉に既に重みがない事の証明をしそうです。
キルヒアイスはともかく、ラインハルトは濃尾の盲目剣士の様に時期が来るまで雌伏しそうです。