「銀河英雄伝説~その海賊は銀河を駆け抜ける」の感想

DD13
DD13
 
良い点
完結 ご苦労様でした。
爽やかな読了感が残る結末であり、後日談や外伝も期待でいる終わり方で 楽しみです。

 
コメント
 新銀河帝国は平和になればなるほど軍人たちの位置は下がり、経済が前面にでてくることは明らかで、頭領(むしろ統領と書くべきかな)は着々と手をうち、軍縮であぶれた将兵たちを救い上げていくことでしょう。そうなると、市井の人々にとっては皇帝陛下より頭領のほうがずっと身近であり、影響も大きくなり 皇帝の後見人とすら見なされることになるでしょう。
そうなると、姉薔薇様は、頭領の思惑どおりに赤髪君に嫁したのでしょうか?聡明な彼女の事ですから、新銀河帝国の実質的な(経済の)支配者である頭領を弟に結びつけるために我が身を使うことを躊躇わないのではないかと妄想したりしてしまいます。
 海賊大公殿下なんていうのも素敵な響きです。